小さい頃より美しい図鑑の絵を見ることに喜びを覚えて
画集や図鑑はずっと幼い私の一番の遊び相手でした。
思いもよらず、2020年世界は新型コロナウイルスという未知のウイルスに襲われ外出もままならず、会いたい人とも会えず、人と人が交流することを遮断することが感染を防ぐという恐ろしい病が世界を席巻しました。
2013年夏至より、若手や無名の作家を発掘して世に出すという目標で、小さな小さな「かわうそ画廊」を立ち上げて現在8年が経ちました。
たくさんの才能に触れさせていただきとても光栄です。
かわうそ画廊の由来は、かわうその習性、採ってきた魚を岩の上に祀るように並べる様を「獺祭」といい、故事では漢詩の名手が紙を並べて詩作に励み名詩が生まれたことより、吉祥な意味で日本に伝わってまいりました。
私の郷里の正岡子規は、自分のことを「獺祭書屋主人」と号し、彼もまた、枕辺に和歌や俳句、写生を並べて名作を遺しました。
郷里愛媛県は最後まで日本獺が生息していたため県の獣は「日本かわうそ」です。
画廊もまた絵を並べ、作家もまた絵を並べて制作することより、良作が生まれることを願ってかわうそ画廊と名付けました。
この令和3年の7月文月に、コロナ禍でなかなか獺画廊にお出かけいただきにくい状況が続き、私、二宮真理子の好きな作品だけを集めてご紹介するオンラインのギャラリーを始めようと思いました。
オンライン展示なら世界中どこにいても御覧いただけます。
お忙しい作家さんには、作品を提供していただきましたこと、心より感謝申し上げます。
かわうそ画廊HPは毎月の展示の作品たちを時系列にご紹介しております。
併せて Mariko Ninomiya Gallery もご高覧いただければ幸いです。
カートのついている作品はご購入いただけます。
私の愛する作品をご所蔵いただければこのうえもない幸せです。